グローバル化の定義とその矛盾をめぐる理論的考察を行った後、とくにlocalなものの持つ意味について、イスラエル国内におけるアラブ人の地方行政の問題を事例に分析を行った。グローバル化の進行にともなう国家の役割変化がとくにイスラエル国内における格差の拡大と結びついて展開している実態を批判的に考察した。 
12回目: 「パレスチナ研究班」第9回研究会
日時: 2007年2月11日(日) 16:00〜18:00
場所: 京都大学地域研究総合情報センター会議室
講演者・講演題    アフマド・サァディー(ベングリオン大学教授)
          Dr. Ahmad Sa'di (Ben-Gurion University of the Negev, Isreal)
          The Impact of Globalization on the Palestinian Community in
          Israel
     
           この研究会は、研究プロジェクト「ポスト・グローバル時代の現状世界」(代
          表押川文子)人間文化研究機構イスラーム地域研究、及びイスラーム地域
          研究拠点4:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属イスラーム
          地域研究センターとの共催で行われた。